テスカスさん、Tocchi さん
バッテリーに関しては、諸説あってわからないことが多いですよね。
テスラ が解説文書を公表してくれれば良いのですが。
ついでながら、「良い充電習慣」について、文書では無いですが、テスラのサービスのスタッフに伺った話を共有します。
・電池の性能をキープするためには、容量の真ん中くらい(30ー80程度)で使うのが良いが、BMSの精度維持のためには、毎回、決まったところまで使って(例えば、30%)、決まったところまで充電する(例えば80%)ことは、あまり良くない。
・BMSとはBattery Management Sysytemのことで、Model3なら約4,400本ある乾電池状のバッテリー(CELL)を最適な状態に保つ仕組み。各CELLがイーブンな状態に充電されたり放電されたるするようにするとか、バッテリの温度を管理するとかするもの。加えて、今現在のバッテリー全体の充電量を測定する機能も果たす。
・この充電量を測定することは、プールに溜まった水の量を図るような単純かつ確定的な測定ではなく、複数の指標から推定するようような作業。
(別の言い方をすると、充電量は複数の変数からなる関数で定義されていて、各々の変数にかかる係数をデータに照らして微調整し続けると言うようなことをしているらしいです。→calibration) )
・このためには、いろいろな状態のデータがあった方がよく、例えば、毎晩充電して80%に持っていくと80%の時のバッテリーの状態しか取れないので、calibrationの精度が落ちてくる。つまり、実際にバッテリーには25%分のエネルギーがあっても、それを15%と間違って推定すると言うことが起こる。
・したがって、この観点からは常に、例えば40%ー80%のサイクルを繰り返すのではなく、時々、35ー75のサイクルにするとか、100%まで充電して、10%を切るようなところまで走らせる(放電する)ことをしてあげた方が良い。(自宅に戻ってすぐ充電を開始するのではなく、例えば40%の状態でしばらくスリープさせた後に充電を開始する。)
私の理解不足による誤解もあるかもしれませんので、適当に割り引いて読んでください。