返信先: model3 SR+(MIC)のドイツでの評価

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アバターシンゲン
  • テスラ紹介コード: http://ts.la/masataka37675
  • 車: Model3 SR+ (MIC)

3月にM3SR+納車予定です。毎日こちらのフォーラムを拝見して勉強させていただいています。VINデコーダ(https://tesladriver.net/tesla-vehicle-vin-number-decoder)によると私のM3SR+は2021年中国製LFPバッテリー搭載でした。
私はバッテリーの専門家という訳ではないので至らないところあると思いますが、Q&A方式でLFPバッテリーのマネジメントをまとめてみました。

Q1:普段SOC、DODをどのように管理したらよいか?
SOCは低いほど劣化が少ないが、低すぎる(15%以下とか)と逆にバッテリーに悪いとされる。DODは小さい方がよいが、その大小の影響は小さい。ただし、NMCでは劣化の小さいSOC 40-60%域での運用は推奨されない。また、内部抵抗が上昇するため低温では低SOC(30%以下)での放電時に損失が大きく、高SOC(90%以上)で充電時に損失が大きい。
→X-90%の運用が理想的(+週1回満充電)。Xは30%以上であればあまり差がないと思われる。
Q2:電池温度のバッテリー劣化に対する影響は?
高温:40℃以上の環境は劣化をすすめるとされる。→夏は日陰に置く、車庫に入れる、カバーをかけるなどして高温になるのを防ぐ。
低温:低温でのバッテリー劣化は少ないとされる。電池温度の低下を防ぐために日なたに置く、車庫に入れる、カバーをかけるなどが有効かもしれない。
Q3:電池温度の充電に対する影響は?
高温:20℃程度で充電は最も早くなる。→高速充電前にはあらかじめバッテリーを加温しておく。
低温:0℃以下での充電は通常BMSにより禁止される。一部の製品は0.1~0.05Cといった小さい出力での充電は可能。→0℃以下の環境でも放電は可能なので充電前にバッテリーを加温する。自宅充電の出力なら0℃以下の環境でも充電可能かもしれない。
Q4:電池温度のバッテリー放電に対する影響は?
高温:温度が高い方がよりバッテリー内の電気を利用できる。10~50℃の間の差は小さい。
低温:40℃で利用可能な電気量を100%として、10℃で95%, 0℃で80%, -10℃で60%, -20℃で40%程度しか利用できなくなる。NCAでは40℃を100%として0℃で85%, -20℃で70%程度。
Q5:バッテリーの加温に必要な電力量は?
バッテリー容量55kwh, エネルギー密度140wh/kgとするとバッテリー重量は400kg。バッテリーの比熱を1000J/kg℃として0℃から20℃まで加温するのに最低でも2.2kWhの電力量が必要。
Q6:低速充電(自宅充電や普通充電器)での充電出力はどうしたらよいか?
低温域、高SOC、低Cレートにより内部抵抗が高くなり、損失が大きくなる。3kW≒0.05Cでの充電は6kW≒0.1Cよりも充電効率が落ちる。→低速充電は高出力の方がよい (SR+ではウォールコネクターの最高出力は6.4kW)。

特にこちらが参考になります。https://www.jst.go.jp/lcs/pdf/fy2019-sr-01.pdf(リチウムイオン電池の劣化挙動調査、主にNMCとLFPのデータについて)

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