CNBCによるとエドワード・マーキー上院議員はテスラに対し、オートパイロットの名称を変更するように要請しました。
彼は「オートパイロット」という名称は本質的に誤解を招くものであり、ユーザーがテクノロジーに過度に依存してしまうのではと危惧。オートパイロットの名称変更とリマーケティングを行い、テスラのシステムは道路上のドライバーを完全に置き換えることができないことを最初から明確にする必要があるとしています。これにより、システムの誤用を大幅に軽減したいとのこと。
ドライバー監視システムにも言及
エドワード・マーキー上院議員はステアリングホイールのトルク監視システムについても危惧しており、システムのアップデートを提案しています。
現状テスラのオートパイロットはステアリングにウエイトなどを引っ掛け、一定の荷重を検知させていれば騙すことができてしまいます。トルク検知システムだけでなく車内カメラなども合わせてシステムに組み込むことを提案しており、このような冗長性は別のセンサーが故障したりユーザーにだまされたりした場合でも、別のシステムが常にドライバーを監視することにより、安全性を促進するとしています。
2019年にも要求していた
エドワードは2019年11月に行われた自動運転車に関するヒアリング委員会でも同じようなことを指摘。これに対するテスラの政策担当シニアディレクターによる回答全文はコチラ(英語)
要約すると以下の通りです。
・オートパイロットが自律的な運転システムではないことはドライバーに説明済み。
・毎日数百万マイルの匿名化されたデータを収集、さまざまな運転イベントをキャプチャし、バックグラウンドでソフトウェアの改善に役立てている。
・以前はウェイトを用いてオートパイロットを永続的に騙すことができたが、アップデートによってこれらを阻止し、Amazonに協力してもらいこれらの製品を排除した。
悪意のあるドライバーを排除
またテスラはYouTube動画を定期的にチェックしています。
定期的にアップロードされている「オートパイロットでの居眠り運転動画」のほとんどは悪ふざけで撮影されたものであるとし、これらのドライバーを車両情報と結びつけ排除することも検討しているとのこと。
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