『運転中意識を失ったら病院まで自動運転』 この会社の発想ヤバイ!モデル3の車内モニタリングカメラに関する特許が公開!

こんにちはテスカスです!

モデル3が販売開始されて2年。

ようやく車内モニタリングカメラ(キャビンカメラ)の具体的な使用方法が判明したことをエレクトレックが報じました。

私の予想では『ドライバーの顔認証』くらいかなと思っていたのですが、特許を読んで見るとかなりすごいことが分かりました。

以下に概要を記しますが、あくまでも特許の内容なので、いつ実際に機能させるかは分かりません。

それを踏まえた上でご覧ください。

シート、ステアリング、サイドミラー

特許にはドアを開けた瞬間からカメラを起動可能と記されており、顔認証後にシート、ステアリング、サイドミラーを登録してある通りに復元することが出来ます。

上記三つは既にスマホやキーカードにも紐づけることが可能となっていますが、違うカードで解錠した時や家族のスマホに繋がってしまうことも考えられるので、カメラでしっかり認証できれば些細なストレスは激減しそうです。

ドライバーの顔認証でカスタマイズ

空調の温度、風向きをリアルタイムで調整

これには驚きました。

顔の位置を正確に検知して「顔に風が当たるように」風向きを調整できるようです。

もちろん、顔に当たるのを嫌う人もいますから、設定で変更できるでしょう。

熱い部分を検知可能

 別の実施形態では、画像キャプチャデバイスの代わりに、熱センサまたはイメージャを使用して、個人の暑い部分を判断することができる。局所ホットスポットが検出された場合、1つまたは複数のサーボ制御通気孔の位置および/または角度をリアルタイムまたはほぼリアルタイムで更新して、空気流を各局所ホットスポットの変化した空間位置に向けることができる。複数のホットスポットが検出されると、1つまたは複数のサーボ制御通気孔の位置決め、それがしきい値レベルを下回るまで1つのホットスポットに焦点を合わせることができる。あるいは、複数のホットスポットを循環してもよく、または通気孔の角度を広げてもよい。

「別の実施形態」と言うのは次期モデルS、モデルXを指しているのでしょうか!?

次期モデルS、モデルXで熱を検知できる装置が取り付けられた場合、ホットスポットを判断してそこを冷やすようなシステムも特許には含まれています。

複数のホットスポットを検知して、それらの温度が下がりきるまで循環させたり風の幅を広くすることも可能とのこと。

想像の遥か上を超えてきた。

オーディオのカスタマイズ

ドライバー好みのカスタマイズはもちろん、顔の位置を検出して最適な音響空間を作ることが可能となるようです。

また、乗員が複数いる場合にはドライバー中心の音響を解除。後席に子どもが座っている場合、耳の位置に適した音響空間を演出してくれます。

さらに、顔の検知はリアルタイムで行われており、途中で誰かが下車してドライバーが一人になれば自動的にオーディオをコントロールしてくれます。

想像の遥か上をまた超えてきた。

車から挨拶される時代

これだけの性能を持っていますから、当然挨拶とかしてきます。

こんにちはテスカス

とか言ってきます。

登録さえしてれば助手席に乗ってきた人にも。

こんにちは、ニック、久しぶりにお会いしましたね

そうです。時系列も認識可能なので、「久しぶりかどうか」も分かるようです。

嘘だと思うなら特許をご覧ください。

 “Hello Nick, good to see you after a long time”, via an audio speaker that is in vicinity of the second user 116B. The in-vehicle electronic device 114 may be configured to store a time or a day of boarding, a duration of a trip (or journey), a seating position for each identified user during each trip in the memory. The in-vehicle electronic device 114 may be further configured to track and store changes in seating position, user behavior, or body movement for each identified user during each trip for later analysis.

エマージェンシーコール

運転中、意識を失った場合メディカルコールを実行してくれます。

「大丈夫ですか?緊急サービスに警告しますか?」と聞いてきて応答がないようなら通報、GPS座標も送信。

さらにあらかじめ登録してある友人や家族への自動コールも可能。

病院まで自動運転

This may cause the vehicle 102 to automatically drive itself to a nearest hospital or an emergency service provider, such as the medical emergency center 106. In certain scenarios, the driver profile may include user preferences related to handling of emergency response.

最寄りの病院または医療救急センターなどに自動運転で向かうことができるとのこと。

これは想定外!!

ここまで実現できたら間違いなく世界で最も買いな一台になるでしょう。

救急車の到着を待つより自動運転で向かった方が早い場合は多くあると思います。

(それが最善かどうかは自動運転の技術も関わってくるでしょう)

その他

顔だけでなくシルエットでも識別可能

メガネやサングラスをしていても顔や耳、体などで総合的に判断して「誰なのか」を識別できるようです。

セルフィー機能

楽しいドライブの一コマを撮影可能!?
特許内ではキャビンカメラのことを『セルフィーカメラ』と呼ぶ場合もある、と記されています。

まとめ

顔の位置をリアルタイム検知
風向き、オーディオはリアルタイムで変化
将来的に意識を失ったら自動運転で病院まで運んでくれる
車から挨拶され、時系列も理解

ますます惚れた。

コメント

  1. […] 『運転中意識を失ったら病院まで自動運転』 この会社の発想ヤバイ!モデル3の車内モニタリングカメラに関する特許が公開!teskas.net2019.07.24 […]