低電圧（12V）バッテリーの在庫切れで交換に一ヶ月待機しました

初めて投稿します。
2019年11月からモデル３RWに乗っています。
３ヶ月後には２回目の車検となりますが、このタイミングでタイトルの体験をしたため、情報共有として投稿しました。

住まいは都内ですが、７月下旬から実家のある仙台に帰省していたところ、７月29日に添付のアラームが表示され、翌日30日に仙台のサービスセンターに交換の依頼をすると、「ただいま国内全てのサービスセンターで在庫切れで、次に入ってくるのが８月半ばの予定ですが、それも全て入荷待ち分で行先が決まっています」とのことでした。８月１日には、都内に戻る予定と伝えると、仙台のサービスセンターは、無料で12Vバッテリーに７時間かけて充電してくれて、その間、モデルYも貸し出してくれるという流石の対応でした。

おかげさまで、ストレスなく仙台では過ごすことができ、アラームも一旦消えましたが、８月1日の高速での帰り道（福島南ICを過ぎたあたり）で、再びアラームが表示され、阿武隈PAではトイレ休憩から戻るとモニターが暫く表示されず焦りましたが、暫くすると表示され、無事に自宅に戻りました。

８月１日は、自宅に戻った時間が遅かったため、翌日都内のサービスセンターに交換のサービス依頼しましたが、「在庫切れにて入荷するまで待っていただきたい。入荷時期は８月下旬の予定」との連絡がありました。
仕事で翌週には、往復400kmほど移動する必要があったため、代車を出してもらえないかと相談しましたが、出せる車はないとのことで、入荷するまでの一ヶ月間は、遠出の際はレンタカーを使用する状況になりました。

それでも近場の移動（3kmから最大15km程度）は、シャットダウンした場合には、レッカーしてもらえば何とかなると覚悟を決めて、週２～３回程度使用しました。

結局、交換は８月31日となりましたが、モバイルで対応いただき、15分ほどで作業は終わりました。請求金額は13,444円と、モバイルサービスを考えると非常にリーズナブルな価格で、フィルターなど交換部品の安価な点は、テスラの良いところです。
私は、車検以外は、モバイルサービスを使用しているので、最初の頃は初期不良が重なりましたが、基本的にテスラはメンテに手間もお金もかからない良い車だと思っています。

ただし、今回の件は、車の整備において極めて基本的な部品である12Vバッテリーの在庫切れという他のメーカーでは、とうてい考えられない事態で、在庫切れ期間も一ヶ月に及ぶという驚きの状況でした。

バッテリーを交換いただいたサービスの方のお話では、2022年にたくさん売れたモデル３の12Vバッテリーの交換が多数でており、それと重なり時間がかかってしまったとのことでした。また、通常２年ほどで、12Vバッテリーは交換になるケースが多いので、私のように４年９ヶ月も使用できたのは稀のケースと言われました。

新型のモデル３は、低電圧バッテリーがリチウムイオンになっているので、所有期間中に交換することはほぼないかと思いますが、前モデルの場合は、直ぐに交換できない場合もあることにご注意ください。なお、保証期間中に、12Vバッテリー本体に問題がない限りは、無償交換はないとのことでした。

最後に１ヶ月の待機中に気が付いたことを列記します。
・テスラの12Vバッテリーは、オートバックス等では扱っておらず、テスラでしか交換できない
・12Vバッテリーは、常時、高電圧バッテリーからサポートを受けているので、残量20％を下回らないよう使用する（サービスからの推奨）
・セントリーモードは控えたほうがよい（サービスからの推奨）
・高電圧バッテリーから12Vバッテリーへのサポートのためか、車を使用していなくても翌朝には毎日５％ほど高電圧バッテリーが減っていた（通常は１％ほどだったので、５倍に増えた計算。自宅駐車場なので、セントリーは切り、プラグは昼間充電にて設定）
・アラームの内容は、突然モニターが消えて、起動できなくなるというような怖い内容だが、近場限定での使用であれば、酷暑の８月でも1ヶ月は持つ場合もあることが分かった

Teslaジャパンには、今後、12Vバッテリーの在庫切れがないよう、早めの予測に基づく在庫管理を徹底いただきたいところです。