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テスラ自動運転責任者アショク氏が描く2035年:自動運転とロボットが創る『持続可能な豊かさ』

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  • #86841 返信
    テスカス
      • 車: Model 3 LongRange 2019

      テスラのアショク氏がゲストとして登場した非常に貴重なコンテンツが公開されたのでポイントを日本語でまとめたものを共有します。

      I. アショク氏の経歴とテスラでの役割
      インドのポンディシェリ生まれ、チェンナイ育ち。ギーンディ工科大学で電子通信工学を学ぶ。
      幼い頃からロボット工学に強い興味を持ち、大学時代から関連プロジェクトに多数参加。
      卒業後、BHEL(政府系企業)、WABCO(自動車部品メーカー)を経て、ロボット工学への情熱からテスラに入社。
      現在はテスラの自動運転(オートパイロット)部門の責任者(ヴァイスプレジデント)として、AIソフトウェア開発チームを率いている。
      政府の仕事を辞めた理由は、達成できることの上限が見え、革新的な分野ではなかったため。

      II. AIとロボット工学の未来予測(特に2035年頃)
      自動運転の完全普及: 10年後(2035年頃)には、製造される全ての新車が完全自動運転になると予測。古いマニュアル車は趣味のアンティーク品になる。
      ヒューマノイドロボットの実用化: 人間のような外見と能力を持つヒューマノイドロボットが、工場作業だけでなく、家庭内の家事(掃除、料理など)もこなすようになる。自然言語での対話も可能に。
      教育の個別化: AIが各生徒の理解度に合わせたパーソナライズされた教育を提供し、学習効率が飛躍的に向上する。
      メディア制作の変革: テキストで指示するだけでAIが映像を生成し、個人でも映画制作が可能になる。
      軍事分野へのAI導入: 技術的には可能だが、倫理的な問題が伴う。
      AIの進歩: 2012年のディープラーニング革命以降、AIの進歩は指数関数的であり、今後10~15年で汎用人工知能(AGI)が実現する可能性が高いと見ている。「AIは過大評価されている」との意見もあるが、内部から見ると着実に進歩しており、止まることはない。

      III. テスラの自動運転技術について
      カメラベースのAI: テスラは、7台のカメラと強力な車載コンピュータ、ニューラルネットワーク(機械学習)を用いて、人間のように周囲を360度認識し、運転判断を行う。
      LIDAR不採用の理由: LIDARは高価でアクティブセンサーであるのに対し、カメラは安価でパッシブセンサー。スケーラビリティとコスト効率の観点からカメラを選択。技術的課題は大きいが、より価値のあるソリューションだと考えている。
      安全性と反応速度: AIの反応速度はトップレベルの人間(レーサー)よりも速い(例:人間130-150msに対し、AIは75msを目指す)。将来的には人間の運転よりもはるかに安全になることを目指している。
      ADASの段階: 現在のテスラのシステムはレベル2(運転手は常に注意が必要)に近いが、将来的にはレベル5(完全自動運転)を目指す。
      AIの「性格」: 相手が攻撃的な運転をしてきた場合、AIは道を譲るなど、安全を最優先する保守的な運転行動をとるように設計されている。

      IV. AIが社会・経済に与えるインパクト
      雇用の変化: 古い仕事はAIに置き換わるが、新しい仕事が創出される。人々は生活のためだけの労働から解放され、創造的な活動や情熱を追求できるようになる「豊かさ (abundance)」の時代へ向かう。
      自動車所有の概念の変化: 個人が車を所有する必要性が薄れ、自動運転タクシーのようなサービスが主流になる。これにより、駐車スペースの削減など都市構造にも変化が起こる。交通量は一時的に増加する可能性もあるが、トンネルなどのインフラ整備で対応。
      「持続可能な豊かさ」: テスラの哲学。太陽光などの持続可能なエネルギーと、AI・ロボットによる効率的な労働を組み合わせることで、環境負荷を抑えつつ、誰もが必要なものを得られる豊かな社会を実現することを目指す。

      V. イーロン・マスク氏について
      並外れた先見性、勤勉さ(週80-90時間労働)、リスクを恐れない姿勢を持つ。
      職場ではカジュアルで、エンジニアリング的な問題解決を好み、政治的な動きを嫌う率直な人物。
      彼のもとで働けることを幸運に感じている。

      VI. インドのエンジニアへのメッセージ
      テクノロジーのコアコンセプトを深く理解すること。
      オンラインリソースを活用し、常に最新の動向を学ぶこと。
      5年後、10年後を見据え、将来必要とされるスキルを身につける準備をすること。

      VII. その他個人的な側面
      政府の仕事を辞める決断は両親に反対されたが、自分の信念を貫いた。
      趣味は料理で、妻も同様。
      仕事と家族を最優先する生活を送っている。
      総じてアショク氏は、AIとロボット工学がもたらす未来に対して非常に楽観的であり、技術の進歩が人類社会をより豊かで持続可能なものへと導くと強く信じていることが伺えます。

      #86846 返信
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        • テスラ紹介コード: https://ts.la/taku315478
        • 車: Model 3 ロングレンジAWD ハイランド

        デスカスさん、情報共有、ありがとう
        ございました。
        大変興味深く、拝読しました。
        勉強していらっしゃいますね。
        さすがです。

        5年前、自動運転がここまでくるとは、
        私は予想だに、しませんでした。
        自分がテスラに乗ることになる事も。

        自動運転が本格化すれば、
        今起きている様々な社会問題が解決
        するどころか、社会構造を根底から
        変えてしまいそうです。例えば
        トラックドライバー不足の問題など、
        たちどころに解決しそうです。

        テスラに乗り替えて、
        そう言う事を、肌で感じて、より考える
        ようになりました。
        最先端のテクノロジーを体感するという
        効果も、テスラにはありますね。
        このエキサイティングな時代に生きて
        良かったです。

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