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序文
テスラの創業以来、マスタープランの各段階は常に「妥協のない持続可能性を実現する」という指針に基づいてきました。
人間は道具をつくる存在です。テスラは、大規模かつ低コストで物理的な製品を生み出し、すべての人々の生活をより良くすることを目指してきました。AI技術の影響力が高まる中で、第4部となる今回のマスタープランは自然な流れといえるでしょう。
次の章では、これまで想像することしかできなかった世界を、かつてない規模で実現していきます。AIを物理的な世界へと取り込み、その恩恵を人々に届けるのです。
私たちは過去20年近く、電気自動車、エネルギー製品、ヒューマノイドロボットの開発を通じて、この技術的ルネサンスの基盤を築いてきました。
そして今、製造能力と自律技術を組み合わせ、すべての人に分かち合える経済成長を原動力に、新しい製品とサービスを提供していきます。ハードウェアとソフトウェアを大規模に統合することで、より安全で、よりクリーンで、より楽しい世界を築こうとしています。
これこそが「持続可能な豊かさ(sustainable abundance)」です。⸻
指針
成長は無限である
ある分野での成長が、別の分野の衰退を意味する必要はありません。資源不足は技術の進歩や新しい発想で解決できるからです。
産業革命は経済の地平を広げ、半導体やインターネットといった発明は、仕事の創出や情報アクセスの拡大、人間同士のつながりの深化を実現し、人類全体の機会を増やしてきました。
「できる」と考えられている枠を超えようとする姿勢こそが、真の豊かさをもたらす成長を生み出します。イノベーションは制約を取り除く
人類の主要な移動手段は長らく馬でした。その後は化石燃料を使う車が標準となりました。
かつて、電池を安価に大量生産して化石燃料からの転換を実現するなど「不可能」だと考えられていました――テスラがその道を切り拓くまでは。
継続的なイノベーションにより、バッテリー開発の制約を克服し、再生可能エネルギーによる新しい産業を築いたのです。技術は現実の課題を解決する
持続可能な豊かさを目指す中で生まれる製品やサービスは、現実世界の課題を解決し、人類を前進させます。
ソーラー発電や大規模な蓄電は、より安価で持続可能なかたちでクリーン電力を提供します。
自動運転車は、移動の安全性や利便性を高めながら、特に都市部での汚染を減らす力を持ちます。
ヒューマノイドロボット「Optimus」は、労働の在り方そのものを変えています。単調で危険な仕事は代替でき、人々は「自分が本当にやりたいこと」に時間を使えるようになるのです。自律技術は人類全体に利益をもたらすべき
テスラの自律技術は、すべての人の生活をより良く、より安全にするためのものです。私たちの焦点は常にそこにあります。
アクセスの拡大がさらなる成長を生む
高度な技術を、手頃な価格で大規模に普及させることが重要です。社会を民主化し、生活の質を向上させます。
誰もが平等にチャンスを得られる社会――それを可能にするのが技術の進歩です。そしてそれは、人間にとって最も貴重な資源である「時間」を最大限活用できるようにします。⸻
世界を「持続可能な豊かさ」へ
この挑戦は非常に困難です。欠乏をなくすには、絶え間ない努力と精緻な実行が必要です。「不可能」と思う人もいるでしょうし、途中の失敗を喜ぶ人もいるでしょう。
しかし、それを成し遂げれば「不可能」が「可能」だったと証明できます。そして大切なのは、私たちが共に次世代へ引き継ぐ持続可能で豊かな未来を築くことです。私たちの最初の一歩はロードスターでした。その利益でモデルS・Xを生み出し、さらにモデル3・Yへと広げてきました。大きな一歩も、小さな一歩もありましたが、成功も失敗も次の前進につながりました。その積み重ねで、輸送から発電、蓄電、ロボティクスまでを網羅するエコシステムを完成させたのです。
そして今、テスラはかつてない飛躍の入り口に立っています。次に開発されるツールは、労働・移動・エネルギーといった社会の基盤を再定義し、すべての人に持続可能な豊かさを届けるものになるでしょう。
引用元
https://x.com/tesla/status/1962591324022153607 -
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テスラのマスタープラン4について