今朝、ニュースチェックしててビックリした方も多いのではないでしょうか。
バーチャルパワープラント(VPP)では、夏場の消費電力ピーク時など電力負荷ピークカットのため 供給電力の低減が必要な時に、遠隔での指令・制御により蓄電池システムから放電し、電力系統からの供 給電力を調整します。また、大規模災害などによる広域停電時に、地下区間やトンネル内に停止した列車 に蓄電池システムから電力を供給し、最寄り駅まで移動させ、お客さまに安全に避難していただくことが できるようにします。
近鉄が関西電力株式会社を中心とした関西バーチャルパワープラント(VPP)構築に参画し、使用する蓄電池にテスラのパワーパックを選びました。
オーストラリアでテスラのパワーパックが採用されたのは記憶に新しいですが、まさか日本でも採用されることになるとは!
中身はサムスン製のセルを採用か
テスラ、サムスンのセル採用 世界最大規模の豪蓄電設備に
南オーストラリア州の蓄電設備で、韓国・サムスンSDIのセルを採用したことが29日分かった。テスラに主にセルを供給してきたパナソニックにとっては痛手となる。テスラは今後、他地域にも定置型の大規模蓄電設備の販売を急拡大する構え。生産余力のあるサムスンからの調達比率が高まりそうだ。
テスラが使用している電池=パナソニック製というイメージが強いですが、少なくともオーストラリアで施行されたパワーパックではサムスン製のセルが採用されています。
ただしこの時は『100日以内に完成させる!出来なければタダ!』と豪語していたこともあり、当時のパナソニックには生産余力がなかったことも要因の1つ。
輸入記録でも韓国の文字が
2018年1月11日の輸入記録を見ると、サムスンから調達したセルは『2170』であることが分かります。量も105トンと膨大です。
オーストラリアの蓄電施設の稼働開始日が2017年12月なので、継続してサムスン製のセルを使用しているようです。
近鉄で採用されたパワーパックもサムスン製の2170セルだとすれば、モデル3が世界中でフィーバーしていることを考えると、今はなおさらパナソニックに生産余力はないでしょう。
特に今年後半以降、家庭向け蓄電池パワーウォールの日本展開が噂されているので、大規模蓄電池にはサムスン、小規模蓄電池にはパナソニックと言うように住み分け、リスク分散を考えているのかもしれませんね。
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