テスラ2020年Q1の決算内容を深掘り!これを見れば大体OK!

こんにちはテスカスです!

テスラは4/30、2020年1~3月の決算発表を行いました。コロナ蔓延による不利な情勢+1~3月という元々車が売れにくい時期の中、1600万ドルの純利益を達成。テスラ史上初めてQ1に純利益を出しました。

デリバリー台数

Model S,XModel 3,Y合計
2020年Q112,23076,26688,496
2019年Q419,47592,620112,095
2019年Q317,48379,70397,186
2019年Q217,72277,63495,356
2019年Q112,09150,92863,019

このグラフを見ると、モデルS,Xより手頃なモデル3、モデルYへのシフトが続いていることが分かりますね。3月はコロナの影響で通常ペースで納車が出来なかったのにも関わらず、Q1としては過去最高を記録。

モデルYのポテンシャル

このグラフは過去一年間のアメリカにおける競合セダン、クロスオーバーのデリバリー台数をモデル3、モデルYと比較したものです。

ご覧の通りモデル3は競合であるメルセデスCクラス、BMW 3シリーズ、 アウディA4/S4、 レクサスIS、ジャガーXEの合計を上回っています。

納車が始まったばかりのモデルYの市場はとても大きく、伸び代がまだまだ残されていることが分かります。

※クロスオーバー競合車 メルセデスGLC、BMW X3、Audi Q5、Lexus NX、Jaguar F-pace、Porsche Macan 

 

生産拠点について

生産キャパシティ状態
フリーモントモデルS,X90,000稼働中
モデル3,Y400,000稼働中
上海モデル3200,000稼働中
モデルY開発中
ベルリンモデル3開発中
モデルY建設中
アメリカテスラセミ2021年以降生産
ロードスター開発中
サイバートラック開発中

フリーモント

2020年の初めにフリーモントでモデルYの生産を開始。数年前までテスラは大量生産のノウハウがありませんでしたが、モデル3の生産地獄を乗り越え、それを手に入れました。

2020年Q1のみで、2017年モデル3の最初の6ヶ月間よりも多く、モデルYを生産することができました。モデルYの生産台数はギガ上海製モデル3の生産台数(2020年Q1)を上回り、継続的な改善を実証。それに加えてモデルYは2020年Q1のみで黒字化を達成しています。

2020年内にモデル3とモデルYの生産能力は50万台まで拡大する予定。

ギガ上海

↑モデルY専用工場

↑バッテリーモジュール工場

ギガ上海の立ち上げは計画以上に進捗しています。モデル3は2020年半ばまでに週産4,000台(年産20万台)を達成する見込み。これまでのところ、ギガ上海を継続するための部品供給は確保できているとのこと。

2020年Q1はモデル3SR+のみを生産し、4月以降ロングレンジとパフォーマンスのコンフィギュレーターをオープンしました。

ギガベルリン

土地の準備段階を終え、建設に着手しようとしています。現在の進捗状況に基づき、ギガベルリンでは2021年にモデルYの生産およびデリバリーを開始する予定です。

次のギガファクトリー

次のギガファクトリーはサイバートラックや東海岸向けモデルYを生産する拠点となります。早ければ5月、遅くとも7月までに発表される予定でアメリカ中部が候補地として挙げられています。

コアテクノロジー

オートパイロット

イーロンマスクは2020年末までに自宅からオフィスまで最小限の介入で巡航出来るようになると語りました。

アーリーアクセスプログラムのユーザー向けに「一時停止と信号機で停止する機能」を有効化し、2020年4月にはより広く一般の方にも公開しました。現段階ではドライバーによる介入が必要ですが、十分なデータが収集されれば、システムはより高性能になり、テスラの車両はドライバーによる確認なしで交差点を走行し続けることになります。

イーロンマスク
イーロンマスク

現時点では毎月100万以上の交差点からデータを収集しています。より多くの人々がアップデートを取得し、より多くの人々が再び運転を開始すると、指数関数的に増加するでしょう。間もなく毎月10億以上の交差点からデータを収集することになります。

完全自動運転のサブスク化

イーロンマスクは2020年末までに完全自動運転のサブスクリプション化を示唆しました。

しかしあくまでも購入することを勧めており、車両のローンにまとめる事こそが月額ベースで最も費用のかからない計画であり、長期にわたって増加していく価格を心配する必要がないとしています。

現在の価格は753,000円。リリースされる機能の増加に伴い、価格は上昇していく予定。次の値上げは7/1とされています。

ロボタクシーは2021年スタート

ロボタクシーはテスラ車による無人タクシーです。オーナーが車を使ってない間ロボタクシーとして稼いでもらう夢のようなシステム。2021年に初期サービス(ドライバー必須)を展開し、十分なデータが集まれば完全に自立した無人タクシーとしてサービスインする予定。2021年には、ある程度カタチにする予定とのこと。

バッテリーとパワートレイン

モデルS、モデルXともにバッテリーサイズはそのままで、最大航続距離をさらに延長しました。内燃機関車からEVへの乗り換えの際、最も重要なファクターとなっているのが航続距離の長さ「モデルS」は625km、「モデルX」は561kmと、テスラのリードは拡大し続けています。

なお、バッテリーに関する新技術発表会『バッテリーデー』は5月の第3週に開催する予定。

ちなみにモデルSの航続可能距離のテスト中、ドアを開けたまま車内にキーを残したため、車の電源が入ったままになり、バッテリー容量の2%が失われたと暴露しました。

失われた2%があれば、モデルSは400マイル(640km)の航続可能距離を達成したであろうと付け加えました。コロナによる在宅命令が解除され次第、再テストに臨むとのこと。

出典:Tesla IR

コメント

  1. アバターテスラファン より:

    テスカス「メルセデスCクラス、BMW 3シリーズ、 アウディA4/S4、 レクサスIS、ジャガーXEの合計を上回っています。」
    →上回ってないですよね?
    それから、Q1の売上分はコロナ前の在庫車ではなく、コロナ後の生産分で伸びていると思いますか?

    • アバターテスカス より:

      上回ってないですよね?
      →「アメリカ」が抜けていたので足しておきました。テスラの資料によるとアメリカにおける2019年Q2〜2020年Q1のモデル3デリバリー台数は競合車の合計より多いようですよ。

      Q1の売上分はコロナ前の在庫車ではなく、コロナ後の生産分で伸びていると思いますか?
      →テスラがコロナの影響で工場を止めたのは3月下旬なのでQ1にデリバリーする分はほとんど生産が終わっていた可能性があります。少なくとも昨年分の完成車より、今年以降の完成車の方が圧倒的に販売台数に貢献しているはずです。決算資料には今年から稼働しているギガ上海が大きく貢献したと記されています。

    • アバターテスラファン より:

      回答ありがとうございました