7/2、テスラは2020年4〜6月のデリバリー台数(速報値)を発表しました。
生産台数は82,272台、デリバリー台数は90,650台となり、見事2020年Q1のデリバリー台数を上回りました。
テスラは3/23から5月中旬までフリーモント工場を操業停止しており、およそ90日間で上記の記録を達成したことになります。テスラ社員の同伴を伴わない「タッチレスデリバリー」による超効率的な納車方法も大いに貢献しているでしょう。
Model S,X | Model 3 | Model 3/Y | 合計 | |
2020年Q2 | 10600 | 80050 | 90650 | |
2020年Q1 | 12230 | 76266 | 88496 | |
2019年Q4 | 19,475 | 92,620 | 112,095 | |
2019年Q3 | 17,483 | 79,703 | 97,186 | |
2019年Q2 | 17,722 | 77,634 | 95,356 | |
2019年Q1 | 12,091 | 50,928 | 63,019 |
2020年Q2はモデルYのデリバリー台数が大幅に増えていることが予想でき、なおかつデリバリー台数も上回っているということは純利益もQ1を超えている可能性があります。Q1の純利益は1600万ドル。
さらに完全自動運転オプション(FSD)値上げ前の駆け込み購入も考慮すると、もはや赤字はあり得ないのではないでしょうか。
収支と正確な納車台数の発表は7月下旬に発表される予定です。
出典:Tesla IR
コメント
Muskもギリギリで黒字行けそうと言うような発言をしているので、大丈夫と思いますが、黒字は必ずしも楽観はできないように思います。1QはRegulatory Credit(環境規制未達の他社からの受け取り分)が3億5千万ドルあったので、これがどうなるかに相当左右されそうです。