テスラは4/29、SEC(米証券取引委員会)に対して10Q(四半期業績報告書)の提出を行いました。
一般的には、四半期末である3/31から40日以内に提出すれば良いのですが、10日以上余裕を持っての提出となりました。
テスラは商品の価格がコロコロ変化するので会計を担当している部署は超ハードワークだと思うんですけどね。
余裕を持って提出したのはちょっと意外です。
報告書から読み取る
報告書の難しいところはすっ飛ばして国別の売上とテスラが公開している国別のCO2削減量を比較して、それぞれの国の売上を推察してみました。
※正確な売上を示す内容ではありませんので悪しからず。
国別売上グラフ
2019年1〜3月の売上
※売上単位 千ドル
※CO2削減単位 ポンド
国名 | 売上 | CO2削減量 | 売上の割合 |
アメリカ | 2,329,569 | 4,339,409,181 | 51.30% |
中国 | 779,413 | 673,366,730 | 17.16% |
ノルウェー | 416,060 | 602,231,420 | 9.16% |
オランダ | 113,351 | 264,568,822 | 2.50% |
カナダ | 143,325 | 247,865,902 | 3.16% |
香港 | 123,719 | 213,959,781 | 2.72% |
イギリス | 105,828 | 183,019,434 | 2.33% |
ドイツ | 105,154 | 181,852,615 | 2.32% |
スイス | 83,773 | 144,876,455 | 1.84% |
デンマーク | 72,890 | 126,055,365 | 1.60% |
ベルギー | 51,459 | 88,992,431 | 1.13% |
スウェーデン | 48,394 | 83,692,083 | 1.07% |
フランス | 42,185 | 72,955,015 | 0.93% |
オーストリア | 29,633 | 51,246,502 | 0.65% |
オーストラリア | 27,131 | 46,920,870 | 0.60% |
日本 | 21,875 | 37,830,766 | 0.48% |
イタリア | 10,159 | 17,568,756 | 0.22% |
フィンランド | 8,159 | 14,109,605 | 0.18% |
ルクセンブルク | 5,502 | 9,514,422 | 0.12% |
スペイン | 4,126 | 7,135,090 | 0.09% |
台湾 | 3,691 | 6,382,780 | 0.08% |
ヨルダン | 3,670 | 6,346,476 | 0.08% |
アラブ | 3,090 | 5,343,395 | 0.07% |
メキシコ | 2,437 | 4,213,913 | 0.05% |
ポルトガル | 2,353 | 4,068,956 | 0.05% |
ニュージーランド | 2,245 | 3,881,984 | 0.05% |
韓国 | 1,293 | 2,236,052 | 0.03% |
アイルランド | 557 | 962,904 | 0.01% |
マカオ | 428 | 741,370 | 0.01% |
総売上 | 4,541,464 | 100.00% |
売上が公開されているのはアメリカ、中国、ノルウェー、オランダの4カ国。
その4カ国の売上とCO2削減量の比率を求め、残りの25カ国で類似した比率をCO2削減量に掛けて求めました。
総売上の合計(4,541,464千ドル)は発表されたものと合ったので大体こんなもんじゃないかと思います。
※テスラによるCO2削減量が多くても、売上がそれに100%リンクしているわけではないのでざっくりとした指標ぐらいに思ってください。
アメリカが半分以上を占める
やはりアメリカの売上はダントツです。
アメリカ、中国の売上が多すぎてグラフが見づらいので上位2カ国を抜いたグラフを見てみましょう。
はい。
これはこれでノルウェーすげーってなりますよね。
肝心の日本はテスラ全体の売上のうち0.48%程度、21,875,000ドル⇨約24億円。
テスラジャパンの2019年Q1の新車販売台数がおおよそ100台、中古車の販売やスーパーチャージャーの売上を合わせても20億超えは難しそう。。実際の売上額はもっと低い可能性高いですね。
まあ、いずれにしてもスーパーチャージャー設置やモデル3のオーダーが後回しになる理由が分かる数字です。
オーストラリアと比較
テスラモーターズファンさんの最新の動画でショッピングモールに行くまでに何台のテスラと遭遇するかという内容の動画がアップされています。
結果的には駐車場内で3台のモデルXと1台のモデルSに遭遇するわけですが、売上高日本1のショッピングモール『ラゾーナ川崎』では、おそらく良くて1台多くても2台程度だと思います。(もちろんテスラストアの試乗車は除いて)
オーストラリアはテスラ車によるCO2の削減量が日本よりワンランク上位。
今回の動画から感じる肌感覚と比べても、オーストラリアの方がテスラが売れていると言うのは納得できる気がします。
余談
羽田空港、国際線駐車場の急速充電器は無料な上に充電中に様々なお店が楽しめるので超オススメ。
ずんだ茶寮のずんだシェイクは超絶美味デス。
ずんだフロマージュも激ウマです。。
以上。
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