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返信先: パワーxで故障

#72588

テスラのNACS規格(下記)を調べたら、同じポートで普通充電と急速充電をする関係上、回路的には急速充電時でもDCの電圧(最大500V)がそのままOnboard Charger(普通充電に使われるAC→DC変換器)の入力側かかっているそうです。

テスラが公開したNACS規格の説明:
https://digitalassets.tesla.com/tesla-contents/image/upload/North-American-Charging-Standard-AC-DC-Pin-Sharing-Appendix

上記の3.1章には、「Onboard Chargerが急速充電の想定される電圧に耐えられるように設計されています。(しかし、)急速充電器が絶縁チェックや充電エラーを発生した場合、想定より高い電圧を出してしまって、Onboard Chargerを壊してしまう前例がある」と書いています。

やっぱりですね。PowerX関連の故障も多分同じ事象でしょうね。PowerXが公開した電圧データは、絶縁チェック時に499Vが最高で、エラー発生時も500Vを超えていないから、「規格を満たしているよ」と主張していますが、果たしてどうでしょうか。一瞬オーバーシュートして超えてしまったが、グラフに現れない可能性もあるかもしれませんね。

また下記によると、Model3 RWDだけOnboard Chargerのスペックが低いとのことなので、耐電圧が他の車種より低くい可能性がありますね。RWDで故障が多いことをこれで説明できるかもしれません。

https://www.tesla.com/support/charging/onboard-charger

テスラ以外の車で故障が出ていないのは、そもそも急速充電のポートと普通充電のポートが分かれているため、回路的に分離されていることが理由でしょうね。

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