業販オークションで中古モデル3を買ってみた(長文)

  • このトピックには0件の返信、1人の参加者があり、最後にBokuyoにより5日、 5時間前に更新されました。
0件の返信スレッドを表示中
  • 投稿者
    投稿
    • #74914 返信

      初めまして。
      先日のナイトミートにも参加した者です。
      実は自分のモデル3、認定中古でも街中古でもなく、業販オークションから買ってきたものです。
      初めてのEVですし実車を確認することもせずポチっと買うのはかなり勇気が要るので同じことをやろうとする人はたぶんいないかなと思いますが、事前にこちらのフォーラムで情報収集したとき似たような経験を語るポストがないようで、記録がてら個人的な経験を共有したいと思います。

      結論からすると市販中古車を買うよりはだいぶ安く手に入れられます。MY2020ロングレンジですが、同じ走行距離・年式の車は一般的な中古車屋の相場より40-50万円ほど安く買えました。
      自分の場合、やはり情報収集が甘かったのでちょっと大変なこともありましたが、これから書く経験を踏まえていただければ、誰でも安心してオークションから買えると思います。

      まず、そもそも業オクは何なのか、細かい説明するのを割愛します。一般人でも代行を頼めば買えます。「車 オークション 代行」でググっていただくかChatGPTにでも聞いてみてください。
      オークションと中古車屋の違いは、ネットで買い物するのと丁寧に説明してくれる店員がいるお店で買い物するののとの違いです。最も、テスラの認定中古車も「ネットで買い物する」同然です。保証こそ違いますが、オークションのほうがむしろ事前に車両の状況・写真・下回りを確認しておくことができます。また、中古車屋にはぼったくり業者や何も整備してくれない「現状販売」業者など、いろんなお店があるので、一概に安心だとは言えません。個人的にどこでどうやって買っても安心感は変わりません。
      そして、電気自動車をオークションを買うのは、たぶんガソリン車をオークションで買うよりも安心です。エンジンの内部の状況、トランスミッションの調子などを気を付けることはないからです。極端な話、オイル漏れを洗浄してオークションに出して、評価点数を高くする悪質業者だっています。それに対しEVの場合はそもそもオイル漏れとかの話はありません。おまけにテスラは中古新車オーナー数問わず4年間8キロは保証してくれるので、心配なら保証期間内の個体を狙えばいいのです。

      私の場合、納車までの流れは
      ①オークション在庫をネットで確認→②いくつか候補を選んで入札上限金額を代行業者に伝える→③オークション当日で落札→④車が業者のところに届いたら取りに行く・その前は車庫証明等の書類や保険の加入を済ませる→⑤自分で陸運局に行って名義変更→⑥テスラアカウントに車両を紐づく
      のような感じでした。
      ④~⑤は自分でできるのでいわゆる「諸費用」というお金はかかりませんでした。難しいと感じる方はもちろん手数料を払えば業者がいろいろやってくれるはずです。

      ②の上限金額は、事前に相場の傾向をある程度把握した上で決める必要があります。数週間ぐらいは静観しましょう。
      候補が決まったら、最終的にどれが愛車になるかは運次第です。というのは、オークションは車両ごとに開催時刻が異なるので、仮に開催が早い車が上限金額内で落札できたら、それが愛車になるので、後で開催する車はもう買えません(2台以上買うなら別ですがw)。機会損失が嫌な方は候補をよく絞り込むか、それぞれの上限金額と車の状態の組み合わせを自分で納得できる範囲にしておくことが重要です。
      私の場合、状態がそんあによくない車の上限金額をかなり安めにして、「いい車」か「激安の車」どちらかが落札する前提を作っておきました。
      実際に、「いい車」だと思っていた個体は、当日はどれも自分の中で設定した上限金額を超えていました。夜になって、もう次回のオークションでまた探そうと思ったら、業者から「最後の1台は取れたよ」との連絡が来て、候補にしたのをほぼ忘れていた20年式のLRが安めの金額で落札できたのです。
      正直21年以降の上海製か、古いものであればパフォーマンスモデルが欲しかったですが、「一応候補に入れておこう」と思った個体が最終的に愛車になることになりました。自分で選んだのでもちろん気を取り直して愛車を迎える準備に進めることにしましたが、このようなちょっとした後悔がないように、候補を選定する際はよく考えたほうがいいですね。

      車が決まった以上、自然と一日でも早く乗りたい気持ちに切り替えます。なぜなら、それまでの通勤用の足車に当たるガソリン車を1日でも多く乗ると1日分のガソリン代が無駄にかかるような状況だからです。
      しかし、オークション会場から名義変更に必要な書類が来るまで1週間ぐらいかかったり、車庫証明とかも大体1-2週間かかるものです。そしてオークション当日にならないと実際に車が決まるかわからないので、事前に駐車場の契約はしていません(乗り換えの場合は駐車場は大丈夫ですが古い車を買取り業者に売るにしてもオークションに出品にしても処分に時間がかかります。一方、車を落札したら、書類が届いて1ヶ月以内に名義変更手続きを済ませないといけないというルールもあるので、時間の調整・計画こそオークションで車を買う最大のチャレンジです。
      過去にガソリン車を何台もこのような方法で買ったので慣れてはいますが、EVになると予想外のチャレンジもありました。
      まずは充電です。頼んだ業者のところにEV用の充電器もコンセントもありません。そして今回落札した個体、充電ケーブル(モバイルコネクター)も積んでいません。名義変更前なので、スーパーチャージャーが使えないことはもちろん、前のナンバーがついているとはいえ(車によって車検が切れてナンバーがない場合もあります)そもそも他人名義の車を外に出すのはあまり好ましくありません(1日保険に加入すれば出せますが)。
      業者は整備工場でもあるので、コンセントぐらいは使えるだろうと思い、早速モバイルコネクターを購入することに。高い!でも仕方ありません。テスラアカウントを登録して、注文して納期をサポートに聞くついでに、名義変更をしないと入手できない自分名義の車検証の代わりに、売買契約などの書類でもオーナー登録できるか問い合わせてみましたが、やはり車検証でないと認証できないとのことです。
      スーパーチャージャーが使えないだけではなく、テスラアカウントを車両に紐づけなければ車の操作はカードキー頼りになるので、名義変更前はただの使いづらい車って感じでした。
      モバイルコネクターがやっと届いて少なくとも充電はできるかと思ったら、挿し込んですぐエラーになってしまいます。原因を調べるのに相当苦労しましたが、結論としてアース接続がイケていない可能性が一番高いのです。業者工場の屋外にある、自販機や洗濯機で問題なく使っている100Vコンセントも、工場内の作業用200Vコンセントも使えませんでした。アース自体は接続していますが、モバイルコネクターの稼働条件に満たしていないようです。
      テスラ公式サイトを含めネットでは「電気自動車は一般家庭用のコンセントでも大丈夫」といった書き方が多いのですが、実際はいずれそのまま使えることが稀で、電気工事が必要でしょう。
      充電ができないので、バッテリーの残量は目に見えて日々減っていきます。名義変更まで持てないのではと心配してきました。中古車屋の皆さん、電気自動車を扱いたいなら仕入れの前に必ず電気工事をしてね。幸いなことに、充電器マップサービスで業者の近くに無料のEVコンセントがある施設があることがわかって、そこに連絡して車を持っていったらようやく充電できました。詳細は書きませんがすごく変な施設で普段誰も使わないコンセントでした。というわけでわが愛車の初充電は紆余曲折でした。オークションでテスラを買うことを検討している方(自分以外はもういないかもしれませんw)、名義変更前の充電環境をまず確認しておきましょう。

      名義変更の日、一日保険に加入して自分で陸運局に行きました。その前の書類の準備や車庫証明の取得ももちろん自分でやりました。一般的なディーラーでは納車費用として数万~十数万円かかったりしますが、慣れれば誰でもできることです。浮いたお金で社内用のアクセサリーとかに使いましょう!
      そして車検証を取得したらすぐアプリで車の登録を行います。意外と秒で出来ました(笑) アプリはやはり便利ですね!もうカードキーにうんざりでした。スーパーチャージャーもそこから使えるようになりましたが、いろいろ調べて普通充電のほうがお得だとわかったので、基本使わないことにしました。
      いろいろ苦労はしましたが、確実に節約はできました。浮いたお金は車のフルラッピングに使うことにしました。陸運局で自分で自分に納車してから、また車を業者に戻しましたw。ラッピングもまた1週間かかりましたので、落札から1ヶ月経った今は、まだ正式的に通勤車として使って1週間ぐらいです。通勤にテスラは最高です!

      ということでテスラをオークションで買う体験でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。

0件の返信スレッドを表示中
返信先: 業販オークションで中古モデル3を買ってみた(長文)
あなたの情報:





<a href="" title="" rel="" target=""> <blockquote cite=""> <code> <pre class=""> <em> <strong> <del datetime="" cite=""> <ins datetime="" cite=""> <ul> <ol start=""> <li> <img src="" border="" alt="" height="" width="">