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ロボタクシーについて語られている動画がかなり良い内容だったのでご紹介します。URLは末尾に。
〜〜〜〜〜テスラのFSD(完全自動運転)が「監督なし」で動くようになったら一気に広がると見ていると思います。いくつかの地域で抵抗はあるかもしれないけれど、何百万台もの普及を止めるほどの障害にはならないだろうと。
テスラのミッションの一つが「輸送を電気自動車に急速に切り替える」ことなら、ロボタクシー専用車を大量生産するのがいちばん早い。1台のロボタクシーはガソリン車5台分を置き換えられるし、これが半分のコストで作れて、新たな“アンボックス方式”で2倍の速度で量産できるなら、工場の増産ペースも飛躍的に上がる。普通なら全米のガソリン車を置き換えるには大工場を何年も作る必要があるけれど、ロボタクシーなら必要台数を一気に5分の1にできるわけです。
車体を安くして余計な部品を減らせば、量産しやすくなる。監督なし運転が実用化して1~2年も経てば、技術はさらに洗練されるでしょう。そこでテスラは、まず既存の車(モデル3やY)をロボタクシー化し、タイミングを見て専用ラインをフル稼働させる。そうすると需要は製造速度で頭打ちになり、すぐに「工場を増やせ」という話になるはずです。
ロボタクシー専用車なら「1台でガソリン車5台分を代替」できるので、普及のスピードは桁違い。アメリカだけでも2,500万台ほどあれば基本需要は満たせると考えており、そこでコストを抑えた専用車両ならアイドル時間が長くても問題ない。ピーク需要だけを想定しなくても、ロボタクシーは人件費がかからないので車が遊んでいてもコスト負担が少ない。
私はシカゴのライドシェアデータをもとにモデルを組んだことがあるのですが、ピーク時に必要なのは1万台程度で、1台あたり年間5万マイル走る想定です。オフピークは半分以上が待機しても、安い車両なら償却費が中心だからコストはさほど増えない。むしろ1マイルあたり50セントや1ドルで提供でき、しかもサービス品質は下げずに済む。
こうしたロボタクシーは、他の交通機関や従来の車所有モデルを圧倒的に上回る。やや料金が高くても負けることはほぼないし、超低価格での提供も可能。これはテスラのミッションを大きく進める原動力でしょう。安くて便利で質が高ければ、5年でガソリン車を駆逐することも現実味を帯びる。温室効果ガスの削減にも大きく寄与します。だからこそ、監督なしFSDはテスラのサステナブル輸送への移行で最大のテコになると思うんです。
ただし、ロボタクシーによって「車の市場が5分の1になる」可能性があるのは普通の自動車メーカーには悪夢です。世界で1億台規模の新車市場が2,000万台程度に縮むかもしれないので。けれどテスラは、少ない台数でも高い利益率を得るサービスモデルがあるから自らビジネスを食ってでもロボタクシーを進める。その意味で、バッテリーやソーラーと同じで、他の手段より安くなるとわかった瞬間にゲームはほぼ終わり。議論はあっても、コストが劇的に下がればユーザーはみんなそちらを選ぶ。ロボタクシーも同じで、実現すればあっという間に広がるでしょう。あとはテスラがやり切るかどうかだけの話で、成功したらどうなるかは疑問の余地がない状況です。
テスラは実際に走らせながら最適価格を探るでしょう。安くしすぎて待ち時間が長くなるのは避けたいはずなので、サービス品質と利益率が両立するところを目指すと思います。現行のライドシェアは1マイルあたり2ドル50セント前後ですが、テスラの運営コストは1マイル50セント以下になり得る。すると粗利は80%にもなり、台数が増えれば価格を下げる余地も生まれます。実際、ライドシェアは平均2ドル50セントでも100万人のドライバーが稼働しているわけで、ロボタクシーの経済性はそこをはるかに凌駕するはずなんです。
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