ロイター北京はテスラがコバルトを含まないバッテリーをギガ上海製の車両に採用すると報じました。
テスラは中国のバッテリー業界と一年以上交渉を続けており、報道されたコバルトフリーバッテリー(LFPバッテリー)はCATL製になるとされています。
メリットは?
今回の報道ではCATL製のコバルトフリーバッテリーを使うことによって10%以上のコストカットが見込めるとしています。
自動車用バッテリーの原料の中で、コバルトは最も高価な金属の1つです。レアメタルを使用しないため材料原価低減が可能になる見込みです。
一般的にLFPバッテリーはリチウムイオンバッテリーと比べてエネルギー密度は低いですが、CATLのCell-to-Pack(CTP)を採用することによりモジュールを省き、その分多くのバッテリーを敷くのでは無いかと予想されています。
CATLによるとモジュールを省きバッテリーセルをパックに直接統合することで、スペース効率が15〜20%アップ、生産効率は200%アップ、部品数は40%削減出来るとしています。
イーロンマスクは2018年に「次世代のバッテリーでコバルトは使用しない」とツイート。
この発言が真実かどうかは2020年4月にテスラが行う「バッテリーデー」というイベントで明らかになります。
イーロンマスクは160万キロの走行に耐えるバッテリーを作ると宣言済み。4月のイベントが楽しみですね!
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