今日はマツダとテスラのお話です。
マツダ3のEuro NCAP評価が出ましたね。
日本での販売価格も先日発表されましたが、安すぎてビビってます。
東京オートサロンやマツダが主催した特別内覧会にも足を運びましたが、内装の質感やデザインはものすごく良いです。
ディーゼルで一番上のグレードは400万円を超えるだろうなと思っていましたが、蓋を開けてみたら驚くほど安くてたまげました。
● SKYACTIV-D 1.8Lパケ AWD 315万1200円
普段、モデル3の価格ばっかり睨めっこしているので余計安く感じます。
マツダ3は特にオーディオが素晴らしい。
この記事の内容
マツダ3→EuroNCAP (ヨーロッパ新車アセスメントプログラム)
モデル3→NHTSA (米運輸省高速道路交通安全局)
といった、それぞれ違う団体で自動車安全テストを受けています。
試験内容が被っている部分をそれぞれ比較していくという内容です。
結論を書くと
両方同じくらい安全だけど、評価基準や内容が違うのでどちらかに優劣はつけれない。
という身も蓋もなく、分かりきった内容となっております。
オフセット前面衝突
マツダ3
7.7 / 8ポイント
時速64km
アルミハニカムを装着した壁にドライバー側が衝突
時速64km
アルミハニカムを装着した壁にドライバー側が衝突
※試験は左ハンドル
ドライバーの膝に対してダメージがあったため0.3ポイント減点となりました。
マツダ3は運転席ニーエアバッグ、カーテン&フロントサイドエアバッグが全車標準装備
助手席側はニーエアバッグ装備されていないようですね。
モデル3
モデル3が受けたNHTSAの試験にオフセット前面衝突はありません。
Euro NCAPが世界一厳しいとされているのでモデル3にも是非受けて欲しいのですが。。
ちなみにモデル3は助手席側にもニーエアバッグは装備されています。
フルラップ前面衝突
マツダ3
8/8ポイント
時速64km
コンクリートの壁に正面衝突
時速64km
コンクリートの壁に正面衝突
ドライバーも後部座席の乗員も大きなダメージは無し。
満点。
モデル3は・・・
五つ星
時速56kmでコンクリートの壁に衝突
時速56kmでコンクリートの壁に衝突
Euro NCAPは時速64km。
基準が違いますが、ドライバー側助手席側ともに五つ星と言う評価です。
ポール側突
マツダ3
8/8ポイント
時速32km
時速32km
横方向からの衝突に対して、ドライバーも乗員もダメージは少ないようです。
モデル3は・・・
五つ星
時速32km
時速32km
モデル3ロングレンジRWDでの結果です。
上記画像のキャプチャーは一番凹んでいる瞬間のものです。
マツダ3との違いは一目瞭然。バッテリーユニットが床下にあるので剛性が相当高いようです。
側面衝突
マツダ3
変形可能なバリアがトロリーに取り付けられ、静止したテスト車両の側面に50 km / hの速度で直角に走行します。平均的な男性を表すサイドインパクトダミーが運転席に置かれ、チャイルドダミーが後部のチャイルドシートに置かれます。
8/8ポイント
1300kgの台車が時速50kmで衝突
1300kgの台車が時速50kmで衝突
ポール同様、ドライバーや乗員は高いレベルで守られます。
モデル3は・・・
五つ星
1367kgの台車が時速62kmで衝突
1367kgの台車が時速62kmで衝突
交差点内で衝突されることを想定している試験です。
この試験に関してはNHTSAの方が衝突スピードが時速12kmほど高く、より重要視していることが分かります。
自動緊急ブレーキ
マツダ3
↑2:26から
時速50km、時速75km両パターンとも自動ブレーキで停止。
この他にも歩行者、自転車、物陰から出てくる歩行者など様々なパターンで良い結果を残しています。
モデル3は同様の試験を受けていないためここでは省略します。
モデル3
自動ブレーキの試験はIIHSで受けています。
時速19km、時速40km両パターンとも自動ブレーキで停止。
うーん。
ちょっと速度が遅すぎて実際の安全性レベルが分かりませんね。
まとめ
衝突試験は内容がほぼ一緒なので同等の安全性が保たれていると分かりました。
しかし肝心の自動ブレーキでの設定速度、差がありすぎてモデル3には不安が残ります。
テスラはモデルSでEuro NCAPを受けています。
めちゃくちゃ優秀な成績を残しているので、テスラからすれば
これ見りゃわかるやろ。
モデル3、モデルXも同じ性能や!
と言うことなんですかねえ。。
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