modelxとmodel3比較

モデルx乗りですが、代車でモデル3をあてがわれたので、違いを主観でレビューします。

横浜から、京都まで1月の内に同じ道のりをそれぞれで高速往復した感想です。
2019年ModelX100Dと2020年Model3LRになります。

あくまで主観ですので、ご参考までに。

①自動運転の挙動の違いについて
■自動運転の限界点
→これは明らかにModelXが上回っていました、カーブの追従など、Model Xでは問題のなかった道が、Model3では自動運転解除されることが頻発。
特にRのキツイカーブでは、圧倒的にModelXが自動運転継続性が高かったです。

■自動運転時のレーン直進性
→こちらもModel3よりもModelXの方がフラフラ感が少なく、明らかに安定していました。

■ハンドルリアクション
→ご存知の通り、自動運転中にハンドルを強制的に切ると、ある程度の抵抗を感じた後、ハンドルがリリースされますが、その力加減はModelXの方がキツく、ガックン感が強いです。
Model3は比較的抵抗感なくハンドルを解除してくれるので、より安心感を持ってハンドル制御を奪えます。

■レーン変更
ModelXは比較的速やかにレーン変更を行います。
Model 3はウィンカーの提示後、しばらくしてから、さらにハンドル角度も緩やかに車線変更します。
これはModelXの方が、より運転者の意識と整合していると思います。(Model3はもどかしい。。。)

②運転時の静粛性
双方とも高いレベルですが、やはりロードノイズはModelXに軍配が上がると感じました。

③シートポジションと座り心地
→身長180cmですが、Model3はどうしても足が余ります。
シートを下げれば、ハンドルが遠く感じる感が否めません。
調整幅は圧倒的にModelXが上ですね。
双方とも、お尻と腰で体重を支えるタイプのシートですが、シートの上下幅の調整はModelXが上ですね。
結果として、太ももを使った体重の支えを期待できるのは、ModelXです(より疲れない)
ヘッドレストは好みもあると思いますが、Model3の薄さ(出っ張りの少なさ)が頚椎には優しいです。多分、肩こりはModel3の方が少ないと思います。
シートはModel 3の方が柔らか目でした。

④音響
双方プレミアムサウンドシステム搭載ですが、音響は明らかに違い、個人的にはModel3が好みでした。
音の解像感がのあり方全く違います。というか、音場のデザイン思考が全く別物です。
ModelXは音響が全てフロント耳の高さに調整されて聞こえます。
Model3は低音はドア下、高音はよりフロントガラス高位から聞こえるイメージで、音響の分岐が明らかでした。

おそらく専門的には、ModelXが正しいのでしょうが、周波数ごとの音の切り分けがModel3の方がはっきりしていて、ボリュームを上げた時の高揚感は高いと思います。(一方で、音量が小さい時は、ModelXの方が聞きやすい音響だと思います。)
この辺り、聴く音楽の種類と、音の分解感の好みが反映されそうです。

⑤コーナーでの挙動
Model 3に軍配が上がります。
双方低重心を感じられますが、地面に吸い付く感じはModel 3が明らかに上です。

⑥エアコン
時期的にクーラーのみ試しましたが、ModelXの方がより均一感のある空調です。おそらく、室内温度のムラも少ないと思います。

⑦ワイパー
途中トンネルを抜けての豪雨に遭遇しました(双方)が、Model3は自動ワイパーの反応が、とても遅いです。約4秒ほどワイパーの速度アップに時間がかかります。
ModelXの様に物理的なワイパー速度の変更機構がありませんので、危うく事故るところでした(前に追突の危険や、レーンはみだしの可能性)
ModelXは逆に使い物にならない自動ワイパーのせいもあり、手動ギアでのワイパー速度の変更ができることが逆に安心感になります。

⑧水溜り処理
片輪だけ水溜りに突入する時の挙動ですがModelXと比べ、Model3はかなり引っ張られました。
ModelXの処理はBMWに近く、水溜りの抵抗を瞬時に処理していると感じますし、かなり安心感があります
Model3では思いっきり進路を引っ張られて危ない思いをしました。