補足です。
ダテクスさんが書かれている通り、前方の遠くをとらえるミリ波レーダーがなくなります。
駐車時など障害物までの近い距離を把握するための超音波センサーはなくなりません。
ミリ波レーダーは、超音波センサーよりも遠いものを検知できて、前方の障害物 (前車やその前の車など) を監視しています。
しかし、ミリ波レーダーは障害物の方向を正確に得られないようで、ファントムブレーキ (オートパイロット中にときどき発生するブレーキ) の原因の一つになっています。
トンネルの縁や陸橋の足などに反応したとき、その方向がはっきりしないので、カメラ画像とのマッチングを取ることになります。マッチングで衝突の恐れがないと判断できるまでの間、念のためにブレーキングが行われてしまう場合があるようです。
これを解決するため (これだけではないですが)、ミリ波レーダーに頼らずにカメラ画像で判断するようになったようです。画像解析のレベルが上がってきて、画像から物との距離をかなり正確につかめるようになったことで、ミリ波レーダーに頼る必要がなくなったということのようです。
安全に関する外部機関のテストでも、これまでどおり人が飛び出してきた場合などの緊急ブレーキはきちんと動作することが確認されています。
平面の画像から、物体までの距離を正確につかむなんて、すごい技術の進歩だなぁと感心しています。