なるほどと思う記事だったのでシェアします。
https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2023/03/29/118950/
充電ステーション拡充において主に問題となるのが、採算性と半導体や銅などの資材不足だ。しかしアメリカの場合、「安全に考慮した場所選び」というもうひとつのハードルが加わる。
ひとつはEV充電器そのものの安全だ。アメリカでは充電ケーブルに使われている銅線を狙った窃盗が横行しているのだ。
昨年4月23日のFOXニュースによると、ロサンゼルス市内のある非営利団体が運営する40基の充電器のうち38基が銅線の盗難にあい、1万8000ドルの被害を被ったと伝えている。ロサンゼルス警察も「この種の盗難は、充電ステーションが増えるにつれて新しいトレンドになりつつある」とコメントしている。
そしてもうひとつは、充電ステーションの利用者の安全だ。ガソリンスタンドで給油中の客を襲う強盗は、昔から典型的な手口のひとつだ。しかしガソリンスタンドよりも人目につかない場所にあるEV充電スタンドで、数十分と停車して車内にとどまっていることは、強盗犯にとってさらに魅力的なターゲットとなりうる。