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モデル3が日本で販売開始されるとドイツ勢は追い討ちをかけられる。

こんにちはテスカスです!

モデル3の猛烈な売り上げによってドイツメーカー、日本メーカー共にアメリカでの販売を大きく落としました。日本でのモデル3販売後どうなるか予想してみます。

 

結論
 
結論を先に書くとこうなります。
 
BMW,Mini,Audiなどの走りを売りにした欧州勢フルボッコ
 
走り、燃費、デザインの良さを売りにした日本勢フルボッコ
 
逆に、過度なラグジュアリー感を求める層や低価格で燃費のいい車を求める層はモデル3には興味を持たないと思います。
 
つまり、高価格帯で走りとデザインの良いBMW、Audi、Miniあたりはモロダメージを受けて、中価格帯で走り、燃費、デザインの良いマツダ、スバル、トヨタ、ホンダもそれなりに影響が及ぶだろう。と予想しておきます。
 
以下考察です。
まずはアメリカでモデル3販売開始一年間で起こった結果を見てみましょう。
 
下取り車ランキング
 
2018年4〜6月におけるモデル3を買う前に乗っていた車ランキングは以下の通りです。

①トヨタ プリウス

②BMW 3シリーズ

③ホンダ アコード

④ホンダ シビック

⑤日産 リーフ

 

テスラがこれを公にした時、『モデル3は大衆車ゾーンを切り込んでいく車だ』と世界中のメーカーに脅しをかけているのだと思いました。

 

2018年の4〜6月ってぶっちゃけ、モデル3の生産台数はまだ少なく、上記のランキングは少し偏った結果なんじゃない?と思う節もありました。都合のいい部分だけを切り取っているのでは?

 

2018年トータルで見ると
 
http://ir.tesla.com/static-files/0b913415-467d-4c0d-be4c-9225c2cb0ae0

 

2019年1月末に発表したデータによると、実に60%の人が大衆車から乗り換えていることが分かりました。Mid-sized以下の大衆車から乗り換える人は40%を占めています。

 

どのような車種がどのカテゴリーに該当するかは以下を参照してください。

●(Sub)Compact ・・・フィット、Mini、ビートル、プリウス、リーフなど

 ●Mid-sized・・・3、5シリーズ、Cクラス、A4、アテンザ,アコード、カムリなど

↑上の2つは国やメーカーによって基準が異なります。結構曖昧。

 ●Full-sized・・・モデルS、A7、6シリーズなど

 

 

日本ではどうなるか
 
 
日本ではアメリカのように(Sub)Compactの大衆車からの乗り換えが最多とはならないでしょう。
プレミアムブランドからの乗り換えや国産メーカーのフラッグシップ車に乗っていた人が最多になるんじゃないかなと思います。
理由は以下の通り。
 
 
①テスラストア少なすぎ
 
アメリカでのストア数は99店舗テスラギャラリーは23店舗です。ちなみにテスラギャラリーはモールの中にある店舗のことです。
 
対して日本は4店舗のみ。ラゾーナのすごく目立つところにショールームがあるので東京、神奈川での認知度は上がりましたが、地方はまだまだでしょう。
 
 
②メンテナンス拠点少なすぎ
 
メンテナンス工場の拠点が少ないため、国産メーカのような安心感がありません。モデルS、モデルXを捌くにはギリギリ足りているかも知れませんが、モデル3の対応までのカバーは難しそうです。
他メーカーの工場とも修理の契約を結んでいますが、モーター部分などにトラブルが発生するとテスラのサービスセンター行きとなります。なお交換パーツがアメリカからの取り寄せになると1ヶ月待ちはザラ。
 
 
スーパーチャージャー無さすぎ
 
現在、スーパーチャージャーは全世界に1441カ所、12888ストールありますが、日本は20カ所。ストールの数は1カ所につき4〜6。
スーパーチャージャー建設にあたっては、アメリカ本社の審査があるらしく、場所の確保や電源の問題をクリアしていても、人口密度や道路付けの基準をクリアしていないと却下されるようです。
 
 
製造の品質低すぎ
https://twitter.com/pjsingh79/status/1084249589505380352?s=21

 

ツイッターでよく報告されているのは下記の通り。

・ボディのチリが合っていない。

・アルミボディにゴミが付着したままペイントされている。

・充電ポートが壊れる。

などなど。

 

まとめると

 

これらのデメリットを全部乗り越えて1000万円以上するモデルSやXを買った人達ってテスラの走り、先進性、デザイン、環境性能に惚れてしまったんですね。

 

モデル3はそれらの良さを残した上で価格を半分近く落としてます。とはいえ日本人の肌感覚からいえば400〜600万円の車はまだまだ高い。

 

よって、高価格帯で走りとデザインの良いBMW、Audi、Miniあたりを狙っていた人。中価格帯で走り、燃費、デザインの良いマツダ、スバル、ホンダなどのフラッグシップ車を狙っていた人にとって、他メーカーを圧倒的に凌駕した性能のモデル3はかなり売れると予想出来ます。

日本での販売開始は時間軸的に最後尾に位置しているため、欧州勢はとくに追い討ちをかけられる格好となるでしょう。

 

 

なんだか安パイでつまらない結果になっちゃいました。

日本もアメリカのようにプリウス勢がこぞって乗り換えてくれたらガッツポーズものです。1年後には結果が出ていることでしょう。

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