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テスラ2019年Q4決算報告!モデル3のデリバリー台数が四半期ベースで9万台を突破〜!!

こんにちはテスカスです!

Q4テスラは見事黒字を達成。純利益は1億500万ドル、モデル3のデリバリー台数は92,620台で初めて9万台を突破しました!!

テスラの決算資料を翻訳したものを混ぜながらまとめていきます。

デリバリー台数

 Model S,XModel 3合計
2019年Q419,47592,620112,095
2019年Q317,48379,70397,186
2019年Q217,72277,63495,356
2019年Q112,09150,92863,019
2018年Q427,60763,35990,966
2018年Q327,71056,06583,775
2018年Q222,31918,44940,768
2018年Q121,8158,18229,997
2017年Q428,4251,54229,967
2017年Q325,91522226,137
2017年Q222,026 22,026
2017年Q125,051 25,051

モデルS,XがQ3に比べて1,992台の増加、モデル3が12,917台の増加となり四半期ベースのデリバリー台数がついに10万台を突破しました。

テスラはQ4の発表資料で2019年の注文は新規購入者からのものが大部分を占めていると発表しています。テクノロジー好き、車好きなどのアーリーアダプターを超え、新しい層へのリーチが始まったことを意味しています。

驚くべきことに、これは広告費なしで達成されており、自動車業界が電動化に進むにつれて、テスラへの関心は自動的に高まり続けます。

収益

総売上 73億8400万ドル

純利益 1億500万ドル 

粗利益率 18.8% 米国会計基準

見事に2期連続黒字を達成しました!

2019年はモデル3の中で最も安いスタンダードレンジ(35,000ドル)の販売を開始したため、2018年よりも平均販売価格は下がっています。しかしギガ上海の本格稼働とモデルYの製造スピードを高めることでさらなる上昇が見込めるでしょう。

特にモデルYはテスラのドル箱になることは間違いありません。多くのメーカーはセダンよりもSUVを8~10%ほど高い価格を付けてますし、それでも売れていきます。アメリカでは初期モデル3の買い替え需要も高まってきていることから、ますます期待できますね。

サービスネットワーク

スーパーチャージャーの拠点数は1,821ヶ所、ストール数は16,104。モバイルサービスカーも徐々に増え続け743台に。

ストアとサービスセンターは413拠点から429拠点へと増えました。購入者の大半はインターネットからなので、ストアよりもサービス拠点の増加が多かったとのこと。

生産拠点

生産キャパシティ 
フリーモントモデルS,X90,000台稼働中
 モデル3400,000台稼働中
    
上海モデル3150,000台稼働中
 モデルY建設中
ベルリンモデル3建設中
 モデルY建設中
アメリカテスラセミ未定
 ロードスター未定
 ピックアップトラック未定

フリーモント

モデルYの生産は2020年1月に開始されました。モデル3と合わせると車両生産能力は年間40万台。モデル3の生産能力は35万台だったので、モデルYの生産能力は5万台であることが分かります。2020年半ばまでモデルYの生産設備を整え、最終的には年間500,000台に達する予定。

2020年3月末までにモデルYの納車が開始されます。

上海

2019年Q4後半から、バッテリーパックの現地生産を徐々に増やしています。

モデル3に関して中国の顧客からの反応は良好。SUVの人気の高さから、モデルYの生産台数はモデル3と同じ規模にしていくとのこと。

ベルリン

ベルリン近郊で準備を進めており、ドイツでの製造とエンジニアリングの強力な存在により、欧州市場向けの車両を製造するのに最適な場所。 ギガベルリンからの最初の配達は2021年に予定されています。

コアテクノロジー

オートパイロットと完全自動運転

これまで、テスラ車はオートパイロットモードで30億マイル以上走行。 フリート(世界中を走っているテスラ艦隊)が大きくなると、オートパイロットのマイル数が指数関数的に増加し、ニューラルネットワークにさらにデータが追加されます。

テスラのFSDコンピューターを搭載したすべての車両は、環境内の新しい詳細をより適切に検出できる新しいソフトウェアで更新されており、さまざまな車線表示、信号、一時停止標識、コーン、その他の車両および道路利用者を表示できます。

周辺の環境を理解することは、車が信号機に反応し、標識で停止し、大通りを通って交差点に到達するための鍵となります。

未だこの機能は検証中であり、段階的に展開していく予定です。

車両ソフトウェア

2019年Q4、米国で月に9.99ドル(税抜)でプレミアムコネクティビティーを開始しました。 これにより、音楽やビデオをストリーミングしたり、インターネットを閲覧したり、ライブトラフィックを見ることができます。

また、アプリ内購入も導入。オートパイロット、FSD、加速ブースト、追加のプレミアム機能など、さまざまなソフトウェア更新プログラムを購入できます。 ソフトウェアは、テスラのビジネスモデルにおいて引き続き重要な役割を果たします。

バッテリーとパワートレイン

継続的なエンジニアリングの進歩により、モデルY AWDの航続距離は280マイルから315マイルに増やすことができました。 これは、世界で最もエネルギー効率の高い電動SUVとしてモデルYのリードを拡大します。

エネルギー事業

エネルギーストレージの展開はQ4で史上最高の530MWhに達しました。

これにはギガネバダで組み立てられた新しい商業規模の3MWh Megapackの最初の展開が含まれます。 この製品の導入以来、さまざまなグローバルプロジェクト開発者およびユーティリティからの関心が寄せられています。

今後の見通し

デリバリー

2020年は余裕を持って50万台を超える必要があります。上海でのモデル3およびフリーモントでのモデルYの増加により、今年の生産は出荷を上回る可能性があります。ソーラーとストレージの展開は、2020年に少なくとも50%成長する見込みです。

収益

一時的な例外を除き、純利益がプラスになるとテスラは予想しています。継続的なボリュームの成長、容量の拡大、およびキャッシュ生成が引き続き主な焦点です。

製品

フリーモントでのモデルYの生産が予定より早く開始されました。上海でのモデル3の生産は増加を続けており、上海でのモデルY生産は2021年に開始予定。

今年はテスラセミの限定生産を計画しているとのこと。

 

出典:Tesla IR

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