株式会社Looopが日産自動車株式会社と協力し、電気自動車の日産リーフを活用し、住宅でEVを利用する顧客向けの割引プランの実現に向けた実証試験を開始しました!
さすがに定額プランとまではいかないようですが、非常に楽しみな取り組みの1つです。バッテリーサイズが大きいEVほど自宅充電は魅力的な運用方法です。
2020年以降は日本メーカーでもEVのリリースが予定されていますので自宅充電の需要は増える見込みです。
発表の内容
今回の発表内容を一言で言うと、、
EV用の電気メーターを設置して、EVに使った電気代がお得になるプランを考えてます!!!
試験の結果次第だけど、時間帯別での割引になるかも!!!?
となります。
では軽く掘り下げていきましょう。
基本料金がない
ほとんどの電力会社の電気料金は基本料金+使用した電気代で請求されます。
さらに、使用した電気が多くなるほど、段階的に1kWhあたりの料金が高くなっていき、EVを充電するには不向きです。
Looopでんきは基本料金を無料にし1kWhあたり税込26円(東京)で提供しています。EVプランが実施されるとなれば、当然26円を大きく下回るでしょう。
EVは段階課金に向いてない
一般的な電気プランは使用量に応じた段階課金となっています。
EVの充電にはとても多くの電気が必要となり・・・
と仮定した場合、1ヶ月の使用電気量は
現状のプランで計算してみると既にLooop電気の方が1000円以上安い結果に。
従量電灯B 60A→9898円
Looopでんき→8658円
Looopでんきが基本料金0円でEVへの充電1kWhあたり26円を大きく下回る料金を提示できたら、かなり人気が出ることが予想出来ます。
EV専用の電気メーター取り付け
また、EVへの充電という特定の用途に使用した電力を計量するために個別に専用の計量器を設置し、EVへの充電に利用した電力にのみ割引を適用することで、電気料金プランを組み合わせたときのEVの付加価値を高めます。
割引プランでは時間帯別の割引を設け、それに応じた利用者の利用パターン変化について確認し、EVを活用した新たなサービスの創出に向けた知見を獲得するとともに、今後の事業化についても検討してまいります。
https://looop.co.jp/info/news.html?seq=1698
【主な検証項目】
・割引プランの事業性評価
・特定用途の電力を分割計量する構成の実現
・分割計量をもとに割引料金を算出
・お客様の受容性や満足度
・時間帯別割引に応じたEVの使われ方の確認
今回の発表のもう一つのポイントはEVに使用した電気と住宅で使用した電気を分けて計れるようになるという事です。
提供するLooopでんき側からすれば、確実にEVでの使用量が計れ、料金設定もメリハリが効きますね。
他メーカーEVでも使える!?
今回は日産との協業ですが、タイプ1の普通充電器が付くのであれば、仕組み上テスラを始めとする他メーカーEVでも使えるはずです。
Looopでんきとしても、そうした方が客層広がるのでメリットは多いでしょう。専用メーターを付けるのもこれが目的かも??
リーフ経由で電気量測ると、リーフにしかサービスを提供できませんからね。
欲を言うなら定額制がいいなあ。
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